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2005/11/16

あっぷあっぷしている時

ビジネス
 

 プロジェクトメンバー、プロジェクトリーダーがオーバーフローしている時、その人は「あっぷあっぷ」の状態になってしまいます。
 そしてそうなってしまうと、その人は「自分があっぷあっぷしている」というように感じなくなってしまうようです。感じないから、その状態から脱出しようともしない。要は、自分を客観視出来なくなってしまうのでしょうね。
 自分自身を客観視することは、プロジェクトである、なしに関わらず、とても重要なことだと感じています。それがないと、真の目的を見失ってしまうからです。
 真の目的を見失ってしまうと、そこから先は雪崩のようにbad spiralに入っていきます。こうなってしまうと、誰かが手を入れない限り、もうどうにもなりません。プロジェクトメンバー全員揃って、とんでもない方向に行ってしまいかねません。

 こんな時にこそ、上長やPMOが機能します。現状を把握し、プロジェクトマネージャー、プロジェクトリーダーの仕事負担を一気に軽減させる必要があります。
 その当事者が、「軽くなった」と実感するまで取り除きます。取り上げる、という表現のほうが適切かも知れません。
 こういった状況下のプロジェクトマネージャーは、(変な比喩ですが)肩凝りに似ているような気がします。肩が凝り過ぎていると、もう感覚がなくなってしまいます。マッサージをしてもらい、かなりほぐれてくるとようやく「あぁ、凝っていたんだ」ということに気付く、ちょうどその状況にしている気がします。
 トラブっているプロジェクトマネージャーは、そのように感じるまでは、何を言っても聞こえていないでしょうし、ましてやり方を変えようなんて思いもしません。このように「軽くなった」と気付いて初めて、「あぁ、こう変える方が良いんだな」と感じるのだと思います。
 トラブっているプロジェクトのプロジェクトマネージャーは、どこかで「辛い」と感じています。感じているのですが、表現できないのです。いや、正確には「言葉で表現できない」のです。表情や、態度の端々には表現されています。
 上長やPMOには、「気付く力」、「感じ取る力」が求められるのだと思います。

kumaboo

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